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Hong Kong Life現在篇
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2006年10月07日(土)
無間道風雲(The Departed)

導演:マーティン・スコセージ
主演:レオナルド・ディカプリオ、マット・デイモン、ジャック・ニコルソン、マーティン・シーン、マーク・ウィルバーグ

ついに公開になりました、ハリウッド版「無間道(インファナル・アフェア)」
梁朝偉=ディカプリオ、劉徳華=マット・デイモン、曽志偉=ニコルソン、黄秋生=マーティン・シーンとマーク・ウィルバーグの二人に分けられている。
舞台はシカゴで、スコセージ監督らしく「タクシードライバー」の風格をも漂わせた映画に仕上がってました。でも「無間道」とストーリーの基本は同じだけど別映画だと思って見たほうがよいです。

**以下ネタバレ有

オリジナルとほぼ同じシーンがたくさん出てきます。怪我した手を石膏で固めたディカプリオがニコルソンに石膏をつぶされるとか、ニコルソンとマットが映画館で情報を渡すとか、その情報の封筒に書かれた文字がマットがスパイだという証拠になるとか、マーティンがビルの屋上から突き落とされるとか。。。
多少違うシーンもあり、なぜかニコルソンが闇取引するのが中国政府の裏役人とで、中国政府なのになぜか変な広東語話して会場の失笑を買っておりました。なまってて不自然なんだもん、広東語(^^;)
精神科医師のケリー・チャンとアンディ恋人のサミー・チェンに相当する役が精神科医一人だけで、彼女はなんとディカプリオとマットの二股かけてます。オイオイそりゃないでしょ(苦笑)
杜[シ文]澤や林家棟に相当する役もあり。阿澤が潜入捜査官だったというのがこの映画でははっきり描かれてます。

そして素直な感想。。。「無間道」はあの俳優とあの設定と香港という場所と時代と社会背景が見事に合致した、奇跡のような素晴らしい映画だと再確認。「風雲」も面白いとは思うけど、やっぱりオリジナルを超えることはできないですな。これは私がアジア人だからそう思うのかな。
唯一すごいと思ったのはニコルソン、彼だけは曽志偉にも劣らない迫力とカリスマ演技で素晴らしいと思いました。さすがはオスカー俳優!
オリジナル「無間道」を見た人は比べて見る価値はあると思います。

ところで映画の後ご飯を食べたショッピングセンター広場でライブが始まり、誰かな〜と思ってみたら許懐恩(ライアン・ホイ/許冠傑サミュエル・ホイの息子)でした。ライアンってなんだか本当に音楽大好き青年のようでこんなショッピングセンターの営業でも一生懸命歌ってて、今まで親の七光りかなと思いぜんぜん注目してませんでしたが、ちょっと好感度アップ。
歌はまだまだ荒削りですががんばれば、いいプロデューサーがつけば結構いい線いけるかも〜(^^)


許懐恩熱唱中