
Hong Kong Life現在篇
EMI
HOME
|
 |
| 2003年12月03日(水) ■ |
 |
| ニッポン中毒とホンコン中毒 |
 |
前に哈日杏子著の「ニッポン中毒」(小学館)という本を読みたいという話をしていたら友達が読み終わったものを譲ってくれた。 哈日杏子さんは台湾の漫画家&エッセイストで、日本が大大大好きで日本に関する本を書いている人。 私の日記の10月4日に香港でダイエット本の出版記念サイン会で御本人にもお会いしたけど日本語がペラペラでとってもキュートな方です。 私はこのニッポン中毒を読んでまるで自分のことのように思った!(もちろん私はホンコン中毒・・) 哈日杏子さんは中学の時に松田聖子が大好きになって以来日本の芸能をチェックしまくり、日本の文化を追っかけ、日本語を勉強し、日本旅行に通い、日本のものを買い物しまくり、日本留学までしてついには"哈日教祖"(哈は台湾語で大好きの意味)と呼ばれるまでになった。 このエッセイを読んでいると彼女の日本に対する愛をとても感じる。あぁ日本が好きで好きでたまらないんだなぁって思う。そこに理由なんてない。よく「どうして香港がすきなの?」と聞かれるけど好きだから好きとしか言いようがない。なんか水が合うというか居心地がいいというか。 香港が好きな友達が日本に帰る日に「帰りたくない」と胸が締め付けられる思いで帰国するけど、この本はそんな切なさを感じるのであります。 でも香港にいる日本人のうち本当に香港が好きな人ってあまり見ない。よく「香港のここが悪い、あそこがむかつく・・・」と文句を言っている。私だってむかついたり、嫌だと思うこともあるけどそれは自分の(日本の)基準で物事を見ているから。香港の基準からみれば日本のほうがヘンなことも一杯ある。 前に知り合った人が「香港人は信用出来ないからキライ」と言っていた。私が日本でそんなこと言う外国人に会ったらこちらからお断りですよ。自分からその社会に溶け込もうとしないでそんなこと言う人は外国に住む資格が無いんじゃないかな。 だから「ニッポン中毒」を読んで哈日杏子さんが日本が大好きで理解しようとしている姿にとても共感を覚えるのでした。
|
|