負けないように、強く。歩き続けられる強さを。
どこへ だれと みらいへ きみと

 

 

 
oOO ひきつづき風邪・・・
2002年11月12日(火)

ノド痛いよう。鼻水とまんないよう。
もう倒れたいと何度願ったか(笑)
でも、火曜日は2〜5限が必修なので、絶対に行かないと・・・(TxT

しかも明日は塾バイトだよ。
授業だから休めないよ。
しかたないから、親に薬でも探してもらうか・・・
(↑我が家には得体の知れない薬が山ほどある)
自然治癒するほどの暇もないなんてっ(涙)

ああ、また寒気してきた。
たしか風邪引いてるときって、
寒いときは熱があがって、暑いときは熱が下がってるんですよね・・
やばいんちゃうーん(笑)



そうそう、「認知心理学への招待」第二回目。
今日もおもしろかったですよ。
お題は「記憶の歪み」「記憶のインプランテーション」について。
私が適当に授業を要約しているので、まちがってもこれを過信しないで
くださいね(笑)

カウンセリングによって、小さい頃の辛い記憶を想い出すことって
あるじゃないですか。
簡単に言えば、こういう自分の思い出した記憶が、嘘か本当か?って
ことです。
様々な実験データも見せてもらいましたが、
人間って本当に簡単に記憶を「創造」してしまうそうです。
周りの人間から得た情報、TVから耳に飛び込んできたニュース、
そしてカウンセラーの言葉・・・・こういったものは、
思うよりずっと安易に自分の記憶へと侵入してきているらしいとか。

(※本当はここに授業で聞いた実験を書いていたのですけれど、
絶対に人にやらないでくださいと忠告されていたのを
思い出してやめました。(爆)
一応オープンな場所ですしね〜。
それくらい簡単に、偽の記憶が植え付けられやすいということです。)

未熟なカウンセラーによって、小さい頃親に性的虐待を
受けていたという記憶を「思い出し」、実の親を起訴したけれど、
それは「思い違い」であったから、起訴を取り下げる事例が増えていたり。
こうなってしまった場合、ほとんどの家庭が崩壊してしまいます。
これは、単なる治療ミスではすまされない、あってはならないこと。
治療をするはずのカウンセラーが、決してやってはいけないこと。

人間の記憶なんて簡単に変わってしまうものである、
それをまざまざと見せつけられました。
他にも色んな実験例やデータを見せてもらいましたけど、
怖いくらい、人間の記憶は改造・修正されやすいみたいです。


ここで、私が考えこんでしまったのは・・・

自分にとって大事な記憶。
たとえば、1年半前の出来事・・・。
この記憶は、自分のなかでどれくらい修正されているのか。
忘れ去ることも怖いけど、事実を歪めて記憶しているのも怖いと思った。

何度も何度も何度も、自分で思い出した。
それは、そのたびに、修正され得るチャンスだった、ということ・・・
面接回数と比例してのびていた、「偽の記憶」のグラフ。
まちがいなく本当のことはある。疑えない事実もある。
でも、私の中で創り出してしまった偽の記憶に振り回されて、
彼を必要以上に嫌悪していたらどうしよう。
そして、憎しみ(というほど強烈かは知らないが)が、
さらなる憎しみを呼ぶために偽の記憶を創り出していたら、
私はきっとそれに気付けない。

・・・「移植された記憶を取り消す方法は今のところありません」。

終わりの方で先生が言っていた言葉が、胸に沈んだ。


   
現在 今まで
 

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