| 2004年04月20日(火) |
君のいる風景6 <ロイ&??> |
面白い奴らに出逢った。 これでもし、私が以前から外に興味を持っていたら、彼らにもっと早く出逢えたのだろうか。 否。 仮定は無意味だ。 私たちは今だからこそこんな風に出逢えたのだと、私は確信する。 例えこれ以前に出逢うことがあったとしても、今のこのときほど面白いものにならなかっただろう、と。
彼らを面白いと感じて、やっと私は本来の自分のペースというものを思い出した。 面白い――そう、面白いのだ、彼らは。
いくら私よりも早くここにいたからといって、他人の家に我が物顔で入りこみ、呼ばれたからといってそ知らぬ顔でやってくる、そんなことが普通であるはずがない。 これは、猫だからと習性のせいばかりにもできないだろう。
それに彼らの関係もそうだ。 一見性格的に合わなそうなのに、どういうわけかここにおいて彼らの関係はしっかりと成り立っているようで。 どちらがどう、というわけではないが、それでも不可思議でいて絶妙なバランスの上に彼らがいるような、そんな気がしてならない。
蒼い猫は、その瞳に常に楽しげな光を宿していて。 白い猫は、物事に無頓着そうでありながらその瞳は確かに強いと感じざるをえない。
彼らに出逢ったことで、私に何か変化があるかと考えるが、それはほとんどないだろうと思う。 私は私だ。 どこにいてどう過ごして、誰に逢おうとも。 けれど、ただ。 ほんの少し前のように、何もせずぼんやりと空を見つめていたずらに時間を過ごすような、そんなことはもうなくなるような気がする。 何気なく流れゆく時間の中であったとしても、見えてくるものはおのずと変わっているはずだ。
新しい明日がそこにあると、今はそう思うことができるから。
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