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| 2006年04月10日(月) 理由のない理由 |
| 悲劇的なことも喜劇的なこともひとつもない。 なぜ、私は記録をつけるのか。それは真実起こったことであり、私にとっては意味深いことだったからだ。 男と女であるなら、私たちにはセックスをする選択肢がある。 それは余白のページにメモを残す程度のものでなく、かと言って序章やエピローグに飾り立てるものでもなく、ただ、何かを成立させるために必要な要素のうち、そのひとつのものでしかなく、それでも欠けることのできないものだと、私は思う。 気負いもなく打算もなく、ただ人が物を食べ、排出し、身を小奇麗にして眠るのと同じ重要さでセックスをすれば、私たちには何の問題も起きずストレスも感じない。意味のある意味のなさで。理由のない理由で。 だけどいつしか、セックスがなくなる時間がやってくる。相手に情だけが残る頃、それはやってくるようだ。私はそれに抵抗を感じずにはいられない。なぜ、人は食べることを我慢できないのに、セックスがなくても平気な人間がいるのだろう。 愛しているならセックスを、ということではない。なぜなら、人が物を食べ、排出し、眠ることと同じ必要性でセックスがあればいいと思うからだ。セックスがもっと何かに密着したものであればいいのにと思う。 いや、もうすでにセックスは私たちに密着しているからこそ、様々な問題が起こるのかもしれない。 私は男の人と、そんな話をしていた。 そんな話。 だから気負ってセックスをすることこそどれだけ嫌なものか、という話をしていたということだ。 その人は、沈黙してその後じっとテーブルの木目を見つめていた。 別にわかって欲しいとは思わないし、本当は私の本心ではない。 私の建前の話しだ。 男の人は、たぶん何にもわかってない。 こんな理屈を並べている理由なんか、ちっともわかっていないはずだ。 |
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