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2006年04月01日(土)  ベッドの中で
私にはやっぱり言葉が足らないんだと思う。
誰かを知りたがったり、誰かに興味をもつことはたくさんあるほうなのに、自分を知って欲しい、自分をわかって欲しいということについて、言葉がたらな過ぎると思う。自己顕示欲が強いくせにそれを解決する術を知らな過ぎる。
仕事のシーンではなく、ごくごく日常の中にある私の言葉のことだ。

私は思うことをそっくりそのままこんなとろこに書いているけれど、だけどじゃあそれを身近な人に話をしてきたかというと、きっと1割か2割くらいしか話をしていないだろう。
だから、そのうち相手と衝突してしまうのだ。私はその衝突に、ときにおろおろして、ときに気持ちを爆発させる。そして壊れた防波堤には水が押し寄せてきて、その水圧で私も相手も疲れきってしまう。その疲れに、私と相手が堪えられるか堪えられないか、そんな賭けばかりをして、私はこれまでの恋人たちと付き合ってきたような気さえする。
堪えられない人は去り、堪えられたとしても段々と気力を消耗していく。

静かな夜、ベッドの中で、気持ちは言葉にしなければ伝わらないとふと思った。
今一緒にいる、この恋人に、今言葉にしなければ、私は一生後悔すると思った。
ふと、そう思い至ったのだ。

思う言葉は頭の中にあるのに、どうして私はそれを口にしてこなかったのだろう。心のどこかで、言葉にしなくてもわかってくれていると思い込んでいたのかもしれない。

私は、恋人が贈ってくれたものを大切にしている。
何もかも、私は大切に扱っている。時々使って、特別な引き出しにしまってある。汚れないようにきれいにしまってある。
物だけじゃなく、言葉も大切に記憶している。共有した時間もたくさんある。
すべてがすべて、私と恋人だけの大切なものなのだ。
大切だと思っていることを、私は言葉にしたことがあっただろうか。

私は恋人に伝えなければいけない。
とても大切な人だと伝えなければいけない。かけがえのない人だということをわかって欲しい。
ありきたりな言葉だけれど、ありきたりだと初めから諦めてかかることは、何の意味も見出さない。使い古された言葉だけでは伝えられないと諦めるのは、意味がないことだと思う。
永遠を願うより、今言葉に出来ることを伝えたほうがいくらか幸せのように思える。
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