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| 2005年09月03日(土) ボス決定戦 |
| うちの近所には、ノラ猫がたくさんいるようです。 一時期、ノラ猫戦争が勃発していたようで、夜な夜な雄たけびが各処から聞こえてきていました。その激しい闘いをどの猫が制したのかはわかりませんが、今はすっかり猫戦争もなくなり平和な夜を迎えています。 しかし! ある夜、私は目撃していました。 時刻は午前1時。場所は灯りの少ない古びた商店街のど真ん中。 向こうに見える街灯の下で猫が「ギャーッ!」と威嚇鳴きをしています。 すると、角からささっともう一匹の猫が飛び出してきて「ミギャーッ!」っと威嚇鳴きしました。 むむ、これは始まってしまったのか。 また戦争が始まってしまったのか。 戦争をするのはぜんぜんいいのですが、あまりにも激しいとその鳴き声がうるさくて夜中に目が覚めてしまいます。なので、出来れば平和的且つ友好的なノラ猫同士の関係を築いていって欲しいのです。縄張りとか、食糧問題とか、マーキング?問題とかいろいろとあるでしょうけど、地球はひとつの星、そして池袋は大きな街だけど猫が住める場所はそれほど多くはないわけだから、ね、みんな仲良く力をあわせて、その問題を解決していただきたいなと、思うわけです。 ケンカはよくない。 ケンカはよくないよ。 「待て!」と私は両猫に声をかけ、「まあまあ」となだめ、「ほらほら」と両猫の手をとって握手をさせようかとしたその瞬間、バタンバタン!と大きな音がしてふと振り返ると、すぐそばの古い家のトタン屋根にもう一匹猫が現れて、「フゥーッ!」と攻撃態勢に入っているじゃないですか。 この状況は非常にヤバイ。 私を中心に正三角形に位置をとった3匹のノラ猫。 口を出したがばっかりに巻き込まれてしまったようです。 これで、屋根の上の猫が飛びかかってきて、角から出てきた猫も犬歯?をむき出し飛びかかって、最初の猫がツメをむき出し飛びかかってきたら、間違いなく私の顔のまん前で闘いが始まるでしょうね。でしょうね。 というか、この3ノラたちは、すっかり私を無視しているね。 普通さ、人間がいたら猫ってのは逃げるものじゃない? それなのに、この3ノラはすっかり私を無視して、戦闘モードに入っているじゃないか。 すごくむかつく。 どうにかして、私の存在をこの3ノラに誇示しなければならない。そしてなにがなんでも私の安らかな睡眠のため、戦争を始めさせてはならない。 3ノラの闘いと無視された人間が、お互いの間合いをよみ、息をつめ、瞬きすらせず、一体誰が最初に攻撃するかを見計っていたまさにそのとき、トタン屋根の上の猫が見事な「にゃンパらりん」をして地面に下りてきて、それと同時に他の2ノラが「ミギャーッ!」と鳴いて、くるりと向きを変え逃げて行った。 すごくむかつく。 まず、威嚇だけして逃げるのは卑怯。 そして、これだけ私が脅かしているのに、たった「にゃンパらりん」しただけでビビって逃げるなんて、やっぱり私を無視しているじゃないか。 くぅー、怖い。 たったノラ猫1匹だけと相対してるだけなのに、怖い。 いつ、飛びかかってくるのかわからない、ピンと尻尾も立てているし、目が光ってる。引っかかれるのかな、噛み付かれるのかな。緊張の糸をお互いがピンと張り詰めて、にらみ合っていた。 夜中の道路のど真ん中で人と猫がにらみ合ってるなんてバカらしいけど、怖くて動けないんだよ。動いた瞬間、飛び掛ってきそうなんだもん。 だけど、このままじゃいつまでたっても家に帰れない。 こりゃ、逃げるしかない。 よし、3つ数えたら、ダッシュで帰るよ。ダッシュでマンションのなかに入るぞ。 3・2・1、でダダッとダッシュして角を曲がったら、一目散でマンションの入り口に入った。 はああ、怖かった。怖かったよ。 引っかかれなくて良かったと思いながら、部屋に入って窓から下をのぞいてみたら、「にゃンパらりん」したアノ猫は、堂々と道路の真ん中に寝そべって、自分の毛を満足そうに舐めていた。 今日から、彼がここら辺のボスになったみたいです。 |
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