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2005年08月16日(火)  過信の上に成り立つもの
地震よー!

そのとき、何をしていたかと言えば、会社の喫煙室で「お昼、なに食べようかなー?」と考えていたところだった。
ゆらゆらするので、うわ、貧血かしら?と最初は思っていたのだけれど、部屋がみしみしと音を立てる尋常じゃない揺れ方に、ナンだか何もすることが出来ず、暢気にタバコの煙をはいていた。

随分と長いこと揺れてたね。
ビルの上階だったこともあるのだろうけど、酔いそうになってしまったよ。
いつまでもいつまでも揺れていて、その揺れに体が慣れてしまったのか錯覚してしまったのか、その後もずっと地面が揺れているような気がして、気分が悪くなってしまった。


地面が、大地が、動かないからこそ、私たちはそこに安心して住むことが出来るのだと思い込んでいた。動かないことが前提として私たちは生活をしていたけれど、それが覆されたとき、怖ろしすぎて人は何も出来ないのかもしれない。
地震のメカニズムは誰でもわかっていることで、地面が動かないという理屈はどこにもないはずなのに、私たちは誰かから信じ込まされた前提の上に、たくさんのものを成立させている。
だからこそ、私は地震にあうたびににショックを感じる。
何かにショックを感じる。


本棚が倒れないように、数日間は腹をすかせないように、地震が来る前に準備することは出来るけれど、死ぬときは死ぬのだ。地面が動いて、その上に成立していたものがすべて破壊されるとき、私たちもその上で死ぬことしか出来ない。死ぬことしか出来ないこともあるのだと思った。
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