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2005年06月03日(金)  OUT IN
誰かと食事をする。
ちっとも楽しくないけれど、向かい合って食事をする。

私たちの頭の上には電球がぶら下がり、テーブルの真ん中にその光を真ん丸く映していた。

この男は、先ほどから私に何かを発信している。
発信し続けているけれど、受信はしてくれないようだ。
異様に喋り続けるこの男は、一体、私に何をわかって欲しいのだろう。
何を求めて発信しているのだろう。

事前に、何を発信すればインプットしてもらえるのか、その情報収集能力に著しく欠けている。そういう人間と話しをするのは、いやそういう人間の話を聞くのは、非常に疲れてしまう。
質問する間も与えず、彼はいつまで話し続けるのだろうか。

欲しくない商品をなぜ売ろうとするのか。
欲しいと思わせるにはどんな売り方をすればいいのか。
最終的に誰がどれだけ欲しがっているのか
掛け算と足し算を組み合わせて確率を出す、計算機。
原因と動機、転換と方法、及びその情報。そして調達ルート。

彼の言葉が右から左へ流れていくので、私はこっそりと頭の中で歌をうたうことにした。


気が済んだのか、彼はやっと話を終え、私に聞いた。
どう? ねえどう思う?
どうも思いませんと私は答えた。
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