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2005年06月02日(木)  まいった!
週末の夜、携帯電話がピロピロ鳴っていたけど、「ああ、誰だろう。面倒くさいからとらないでおこう」とベッドに寝そべって9時のドラマが終わるまで携帯電話の着信表示を見ることもせず、ほったらかしにしておく。が、こういうことをしていると、友だちが段々少なくなってくるので、要注意。

ドラマが終わったので、携帯を開いてみると、6月に結婚式を挙げる地元の女友達から電話。あら、何の用事かしらとかけ直してみると、

友「結婚式でさー、私の友人代表でスピーチを……」
な、なにー?!
ああ、電話をかけなおさなきゃよかった。
ずっと無視してれば良かった。
結婚式で「ああ、そういえば電話くれてたね?何用だったの?」って言えばよかった。
かけなきゃ良かったー!

ア「あ……、ああ、ああああ、そう、スピーチね」
友「あいちゃんは、こういうのイヤかなとは思ったんだけど……どう?やってくれない?」

んんー、イヤです。だって、なんで誰も聞かないであろう友人代表のスピーチをこの私が!
恥ずかしいし、面倒くさいし。というか、誰も聞かないでしょう。虚しいよ。
でも、ここでイヤですと言えるわけもなく。
だって、なんだかんだで長い間友だちをやってきたわけです。中学時代の同級生で、これまでずっと友だちだったわけで、いわゆる親友なわけで。私がここでイヤって言っちゃったら、彼女ねぇ傷つく思うし、結婚式の準備なんてたくさんあって大変なんだから、私がここで断ったら、また誰に頼むかって他の誰かにお願いしなきゃいけないわけだし、手間をかけさせちゃ可哀想だしね。

ア「はあ、スピーチね。なるほどなるほど、私があなたたちへスピーチをすればいいんだ」
友「そうそう、お願いできる?」
ア「うん、まあ、いいよ」
友「頼むよ。」
ア「あれでしょ?あのー、友人代表のスピーチっていうのは、とにかく、新郎新婦を褒め称えればいいわけでしょ?」
友「いや、そういうことじゃないと思うけど……」
ア「なるほどなるほど。あれでしょ?あなたの生い立ちから作文にしていけばいいわけね?」
友「あんた、私の生まれたころのことなんて知らないでしょ」
ア「知らないね。中学生以降のことしか知らないけど、ほら、こう、情報収集して、立派な原稿作るから」
友「あはは」
ア「『Aちゃんは、3000グラムで生まれ……、お父さんお母さんの手を煩わせることもなくすくすくと育ち……』」
友「いいねぇいいねぇ」
ア「あっ、それか、もうお芝居みたいな寸劇書く。『そこでA子はこう言った。』って言って回想シーンで紹介していくの。『「私、高校を出たら専門学校に行くの!」しかし、父親は大反対。「やめなさい!専門学校じゃなく、大学に進みなさい!」しかし、A子の意志は固く東京の専門学校へ進んだのであった…つづく』みたいなさぁ」

もう、自分でも何を言ってるんだかさっぱりわからなくなってきたけど、とにかくもう開き直って、結婚式の準備で大変な彼女を安心させてやろうと(安心できるかどうかはわからないけど)、寸劇の一部を語って聞かせてあげたのだ。
なんて、素敵な友情でしょう。

ア「そういえばさぁ、私、結婚式当日に地元に帰るんだよね」
友「前の日、仕事だもんね」
ア「そうそう、でさあ、たぶん飛行機の時間がギリギリなの」
友「え?そうなの?間に合うの?」
ア「たぶんギリギリ、間に合うか間に合わないかくらい」
友「だめじゃん」
ア「たぶん、間に合う。たぶん、だけど」
友「じゃあ、結婚式の服装のまま飛行機にのってくるわけ?」
ア「そう…そうなるね」
友「あはは、ひとりだけラメラメした服着てる人が、飛行機に乗ってるわけだ」
ア「そうそうそう」
友「じゃあ、荷物もそのまま会場に持ってくるの?」
ア「ああそっか、そうだよね。荷物あるんだもんね。いやー飛行機の時間、失敗した」
友「まあ、預けられると思うから」
ア「そういえばさぁ、髪の毛セットしてもらうの、どこか美容室ないの?」
友「もっと早く来るんだったら、私と同じ美容室に予約しといてあげるんだけどね」
ア「そうだよね、じゃあ東京出るとき、頭もセットしてから行かなきゃいけないわけだ」
友「あははーー!飛行機でひとりだけすっごい頭がてっかてかにセットされた人が乗ってるわけね。『どちらへお出かけ?』みたいな人が」
ア「そうだねぇ。角隠しかぶった人が、ひとりだけ目立っちゃってるわけだよね」
友「アイは、角隠ししなくていいから」


というわけで、明日、本屋へ言って「結婚式でのスピーチの仕方」という本を買います。
こりゃ、まいった!
まいったけど、ある意味面白くなってまいりました。
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