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2005年05月02日(月)  心に比べれば
どれくらい眠ったろう。

背中の皮膚がベッドのシーツに引っかかって、重い上半身を起こしたら背中が裂けた。ベッドに手をついて足を床に下ろし腰をあげたら、まだ眠りから醒めていなかった骨盤が、事も無げに欠けてバラバラの破片になった。
私の左足は窓をむき、右足はテーブルの足を指で指している。大きな音を立て頭が転がった。ひんやりと頬に当たる床は気持ちがよく、髪の毛が視界を覆い唇から涎が流れる。鼻と顔を繋ぐ皮膚は薄く、まつ毛が涙のようにさらりさらりと落ちていく。へこんだ腹の中には何も入っていない。腕はどこに行ったのだろう。

骨のない、内臓のない、身のない、理由のない、意味のない体。
心に比べれば体など意味がない。
ハートがあれば体になど用は無い。

どれくらい眠ったろう。
カーテンの後ろが明るくなって暗くなって、それが何度も繰り返されて
どれくらい眠ったろう。
私は一体、どれくらい眠ったろう。
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