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2005年01月27日(木)  有隣堂に踊らされる
買いたくなる本屋、ってあるよね。
それは、1にポップ2にポップ、3,4がなくって5にポップ。
ポップをたてて本を紹介してくれる本屋さんが「買いたくなる本屋」のような気がする。

私が好きな本屋さんは、ある駅ビルの中にあるのだけど、それは有隣堂です。有隣堂っていっぱいお店はあるだろうけれど、やっぱりお店ごとに雰囲気とか置く本の趣向がそれぞれ違うみたいで、同じ有隣堂でも違う店じゃ一切買う気にならん。しかも有隣堂はカバーの色が選べる。模様も何もないなんてことない画用紙みたいなカバーだけれど、色が選べるというところが何気に好きです。

で、その某有隣堂は、ずーーーっと、本多孝好と貫井徳郎と乙一を贔屓にしているみたいで、本多孝好フェア・貫井徳郎フェア・乙一フェアみたいなのを、私が知る限り2年くらいやっています。そんで、私もそれにつられて彼らの本はすべて読み倒しました。最近の、本多孝好の新刊が出たばっかりの頃、いち早く買って読んでいたら、いつのまにかその店にサイン本が出ていて、「にゃろー、早くサイン本を出しといてくれれば、ぜったいそっちを買ったのにさ!」と思った。

最近、「本屋さんに選ばれた本」みたいな帯が出てるよね。ああいうのってすごく読みたくなる。更に、ちゃんとポップで(裏表紙とは違う)解説を書いといてくれたり、感想を書いていたりすると、まんまと罠にはまって買ってしまう読者(私のことだけど)もいるのだよね。
私は、ほとんど新刊しか読まないんだけど、同じ新刊を並べているのでもささーっと並べている本屋よりは、いろいろ店なりの工夫をしてくれているところのほうが買う意欲が掻き立てられて好きです。
もうほとんどその某有隣堂で勧められていた本を私は買って読んでいます。
まんまとそのお店にヤラレちゃっています。


つい先日、テレビに乙一が出ていました。
アキバ系みたいなヤツだった。

そういえば、去年の8月に書いた日記で「次はコレだ」と偉そうにこれから流行る本を予想していましたが、市川拓司はキマしたね。うっとうしいほどキテしまいましたね。もう彼の本は読みません。映画は見ません。もうおなか一杯だからです。

ずっと桐野夏生は男だと思っていました。
本屋のポップで写真を見たとき、「え?ニューハーフ?」と思いました。
ちなみに、北村薫を女だと思い込まされそうになったことがあります。
そして、19と20で芥川をとってしまったあの本たちは、もう読む気もなく。

最近、唯川恵の本に心揺れます。
本を読むということを滅多にしなかった頃は、何気なく手にとって読んではいましたが、いろいろな本を読んでしまった今では、もう読む気になれません。読むと拒絶反応で蕁麻疹が出ます。でも、怖いもの見たさでちょっと読んでみたい気が。いやだいやだと言いながらキモイキモイと言いながら、その気持ち悪さを味わってみたい気が。
しかもそれは、秋元康にも言える。

それでは、そんな自分は最近何を読んでいるかと言うと、ミステリーというか探偵小説ばっかり読んでいますが、その本の中に「探偵小説の読者は脳軟化症の迎合主義者だ。あり触れた演歌のように聴いたことのあるメロディーと歌詞の順列で成り立っていて、すべての探偵小説・ミステリー小説は限りない改訂版だ」と言った節があった。言いえて妙だと思った。新しい刺激や驚きを求めても、実は少しも変わらず同じところを回っていたりする。


なんで、自分は本をひっきりなしに読むんだろうと考えた。
たぶん、手持ち無沙汰だからだろうと思う。
本を読み終えてしまったり、本を家に忘れて出かけてしまった日は、一日中落ち着かなかったりする。仕事で疲れて頭も気持ちも疲れているというのに、本だけはいつだって読める。活字中毒というより、手持ち無沙汰恐怖症なのだ、きっと。とても不健康な読書法ではあるけれど。
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