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2004年11月23日(火)  とり憑かれていますね
なに?
と、私は恋人に言いたい。

なに?なんですと?
と、私は恋人にたたみかけたい。

なあに?もう一度言ってごらん。
と、私は恋人に不気味な笑みをなげかけたい。

つまらない冗談辞めて!
と、私は恋人に叫びたい。

もっと上手い嘘、つけないの?!
と、私は恋人を嘲笑いたい。

だーかーらー、ね?ね?冗談でも嘘でもなくて、本当なの。
と、どんなにゴネても恋人のいう言葉は現実らしい。

あうあうあー、と耳を塞いで彼の声が聞こえないようにと頑張るけれど、ちゃんと聞いてよと腕をとられる。

12月になったらー、ひと月近くもー、ニューヨークにー、仕事でー、行くんだってー。
へぇーーー。
クリスマスは?
私の引越しは?
「たぶん、クリスマスの日までには帰ってくるよ」
ふぅーーーーん。
「ま、でも、帰ってくるのは24日の夜だけどね……」
ほぉーーーー。
「クリスマスプレゼントはニューヨークで買って来るからね!」
ふぅーーーーん。
「怒ってる?」
べっつにーー。
「怒ってるでしょ?」
つーかさー、その話しはいつ決まったの?
「き、きのう」
嘘おっしゃい!
「んー、ちょっと前」
ちょっと前に決まって、今の今まで黙ってたわけね!
「だってさー、嫌がるでしょう?怒るでしょう?泣くでしょう?」
べっつにーー。もう知らん。もうどこへでも行ってしまえ。


なんかねー、私には何かがツイテいるようですよ。
恋人がねー、一ヶ月間とかねー、東京にいないの。
そういうツキがねー、私にはツイテるみたいなんだよね。
それもねー、海外とかね。かなり遠くに行ってしまわれるわけね。
淋しいですよ。一ヶ月も会えないとか、ヤですよ。

ほんとさー、いい加減にして頂戴。
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