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2004年10月02日(土)  君はどうするの?
もう少ししたら、また入院することにした。一週間くらいだけど。
恋人とのケンカの理由はこの入院の件についてだった。結局、彼と話した結果、私はどちらのせいでもないことでケンカはしたくない、と言ってケンカを終わらせることにした。
とても不毛なケンカだったと、私はまだ思っている。
彼の真剣な気持ちは知っているくせに。

今、たぶん、大事なときだと思う。私にとって大事な時。
体調のこともそう。仕事もそう。恋人とのことだって、そう。

先日、会社で夜遅くまでミーティングをしていた。今、私が参加しているある企画が、この9月で一端の終了をするため、最後の追い込みのミーティングをしていたのだ。今回、この企画が成功の兆しを見せたので、今後、全社で実施していくことになるだろう。
そのミーティングには、よく会社の上層部が来る。彼らは、ただ黙って部屋の隅っこで聞いているだけなのだけれど、その存在の威圧感がこの企画のボスにプレッシャーをかけているのを、私たちは少しも漏らさず感じることが出来る。そうすると、非常に馬鹿馬鹿しいミーティングになってしまうので、書類の束にぱらぱら漫画でも描きたくなってしまう。
その夜、全体の営業部門を統括している常務が、こう言った。「君は、この会社で何をしたい?」
したいと思った仕事をさせてくれるのか、私にそんな自由を与えてくれるのか知らないが、常務は私の顔を見つけては、よくそんな風なことを聞いてくる。忙しいときにそんなことを話しかけれられるのはとても面倒なので、「社長にでもなって業界ナンバーワンにでもなりましょうかね」と冗談を言っては早く解放されようと願っている。

同じ25歳の営業の男の子がいる。
彼は、結果を残す優秀な営業だと思う。周りからも期待されているのがわかる。彼は、よくそんな上層部からの言葉に、いつも真剣に問答を繰り広げている。先日、私は彼に聞いた。「将来、どうなりたいの?」と、彼はこう答えた。「昇格試験を受けて、自分で仕切れる立場に早くあがりたい」
彼はきっと言葉どおり、出世の道を歩いていくだろう。彼は社歴は私より長いが、年齢は私と同じだ。

私はどうなりたいのだろう。
今、それを決めるチャンスが巡ってきていると思う。男も女もなく、そのチャンスは平等だと思う。今、それを選び取れる場所に立っている。自由な選択肢があるわけではないだろうが、選べるという権利をもてるのは極少数でしかないだろう。その中に立っていることを、ひしひしと感じる。出世に興味があるかどうかはあまり問題ではない。そう思う。自分がどうありたいかということがとても大事だと思っている。本当は何も感じていない。上に上がれなくてもいいと思っている。一番下の現場で働く営業メンバーでいたいと思っている。いろんな仕事の企画を立てるとき、その肩書きの重さが必要だとしたら、私は上に上がっていくだろう。どんな仕事をしたいか、いろんなアイデアや理想は持っている。けれど、それはとても漠然としていて、自分で自分が情けなくなる。実行に移すまでの行動をどうしたらいいか、決めかねている。「君はこの会社で何をしたい?」その問いにはっきりと答えられることがある。“この会社”という枠だけで納まりたくないと思っていることだ。すごく漠然とした答えでとても情けない話だけれど。

今月中に、一週間の検査入院をする。気は進まないけれど、周りの気が済むならもう入院でも何でもしてやろうと思っている。入院のおかげで仕事が一旦ストップされるのは、もう仕方がない。入院中に出来る仕事を今のうちにまとめておこうと思っている。

ボロボロの体に鞭をうっている自分の夢を見た。
夢の中でひたすら眠る夢を見た。
恋人に充分すぎるほど甘えさせてもらっているのに、恋人に料理一つ満足に食べさせてあげられない自分がいる。

うまくいかないことや、うまく動かせられないことはたくさんある。
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