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2004年07月24日(土)  おじいちゃんと孫
今日、とうとう病院に行きました。風邪がまだ治らないので。
うちのマンションのとなりのとなりに、古い町医者があるのですが、そこのおじいちゃん先生が可愛い人で。もうおじいちゃんなので、手が震えているししゃべることも覚束ない。だけど、可愛い。可愛らしいのです。

おじいちゃん「いつから、風邪ひいてるの」
わたし「んー、1週間くらい前です」
嘘。2週間くらい前なんだけど、あまりにも放置していた時間が長いと怒られてしまいそうな気がしたので、咄嗟に嘘ついてしまいました。

おじいちゃん「1週間?! どうしてもっと早く来なかったの?」
わたし「ハイ、すみません……」
くそー!1週間でも怒られたか。

おじいちゃん「そうかそうか……。放っておいたら治ると思ってたんだよね。」
わたし「そ、そうですそうです!治ると思ってたんですけどねぇ」
なんて優しいおじいちゃんなんでしょう。

おじいちゃん「はい、じゃあアーンして」
口をあけるように促すおじいちゃん。自分も大きく口をあけちゃったりして、なんて可愛いの。
わたし「あーん」 おじいちゃん「あーん」 わたし「あーん」 おじいちゃん「あーん」

おじいちゃん「たんは出るの?」
わたし「たん? まぁセキしたときは出ます」
おじいちゃん「なにいろ?」
わたし「なにいろ?! 色ですか?」
おじいちゃん「白とか黄色とかあるでしょう。」
わたし「ああ、たぶん黄色?」
たんなんていちいち見ないよ。黄色なんてあてずっぽうだよ。

おじいちゃん「じゃあ、肺の音聴くからね」
わたし「はい」
聴診器を胸にあてるおじいちゃん。
おじいちゃん「うん、君はいい音してるね。肺までは悪くなってないみたいだ。大丈夫だね。」
わたし「そうですか」
おじいちゃん「君の肺の音は健康優良児そのものだよ」
わたし「あ、……ありがとうございます」

おじいちゃん「冷房つけっぱなしで寝てるんじゃないの?」
わたし「いや、冷房つけないでちゃんと寝てます」
おじいちゃん「そうかいそうかい。えらいね。冷房なんて風邪ひく元だからね」
わたし「そうですね」
おじいちゃん「冷房つけないで寝るなんてえらいじゃないか」
褒められちゃった。

おじいちゃん「じゃぁ、注射しとこうかね」
わたし「注射ですか……」
おじいちゃん「注射はきらいかい?」
わたし「はぁ」
おじいちゃん「目をつぶっとけばすぐだからね」
わたし「はぁ」
おじいちゃん「この注射とっても痛いんだけど、お尻にしとくかい?」
わたし「お、おしりですか。い、痛いんですか」
おじいちゃん「痛いよ。だって注射だもの」
わたし「……」
おじいちゃん「お尻にする?腕にする?」
わたし「ぜったい注射しなきゃだめ?」
おじいちゃん「だめだねぇ、だって治らないよ」
わたし「ここでお尻出すの?」
おじいちゃん「じゃ、腕にしようか」
わたし「じゃ、腕で」
震える手で注射器を握るおじいちゃん。大丈夫かい。
おじいちゃん「あら、勇気あるね。注射さすところ見とくかい?」
わたし「だって、知らない間にさされるの嫌ですもん」
おじいちゃん「見てないほうがいいと思うよ、すっごく痛いから」
わたし「お、脅しですか」
おじいちゃん「これは痛い、注射だからねぇ」
とか言いながら、急に針を刺しちゃった。びっくりしたよ、いきなりだったから。
わたし「あらら」
おじいちゃん「よくがんばったねぇ。えらかったねぇ」
私は幼稚園児か。
おじいちゃん「はい、お薬出しとくからね。粉と錠剤ね」
わたし「はい。」
おじいちゃん「ちょっと大きい薬だから頑張って飲むんだよ」
わたし「はい、頑張って飲みます」
おじいちゃん「じゃ、お大事に」
わたし「ありがとうございました」

私はすっかり孫扱い。
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