| days |
| 2004年03月19日(金) 6時間 |
| 6時間あったら何が出来ると思う? 眠って疲れをとることが出来ると思うし、DVDなら3本は見れる。本なら3冊は読めるかもしれない。時給900円のバイトなら5400円はもらえるし、飛行機なら羽田と沖縄を往復できる。新幹線なら東京駅から青森くらいまで行けるらしい。 可笑しな話だけれど、6時間あったら人を好きになることも出来る。 6時間話し続けて、6時間密室にふたりっきりで、6時間向かい合っていれば、相手が同性であることの例外を除けば、恋はできると思う。 私は女なので、頭の中はいつも男の人でいっぱいだ。好きな作家は男性ばかりだし好きなアーティストも男性ばかり、いつも見て回るサイトだって男性のものが多い。男性のことばかりを考えて、男性と6時間を共にしたら、何らかの直感を感じるかもしれない。 だから、私の恋はとても安いし単純で熱を帯びやすい。 だけどその反面、私はいつも男性のことばかり考えているので、とても理想が高いし、自分が好む男性像には誰もなかなか近づかない。 誰もが羨む男性でも、私の恋は石のように硬く理想やプライドはエベレストくらい高い。 だったら、この6時間は一体どんな意味を持つ時間なんだろう。 夏休みの日の朝、小学生の私は公園に出かけてポケットからU字型の磁石を取り出した。砂場の中に埋めて右に左に泳がせる。引き上げた磁石にはほんの少しの砂鉄がついている。何億とあろう砂の粒の中で砂鉄はたった少しだけ。私の心を揺るがせるほどの男性に出会うには、砂の中の砂鉄を探すのに近い。でも、砂鉄は磁石に確かに反応してくれるなら、きっと私が一生懸命に呼べば理想の男性は惹きつけられるように私の目の前に現れてくれるはずだ。誰かにだけ通じるような磁石を持ち歩けば、きっと出会える気がする。そして、引き寄せられたその人が本当にその人なのか、それを見極める時間が、きっと6時間が必要だと言えるのだろう。 6時間あれば、その人が何者かを知ることが出来て、 6時間後にはきっと恋に落ちることができると思う。 |
| Will / Menu / Past |