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2004年02月15日(日)  風邪、二日目
風邪、二日目。大風邪になってしまった。
本日の最高体温 38.5度。
だいぶ上がってきているんですけど、昨日もらった薬は本当に風邪の薬なんだろうか。本当にインフルエンザじゃないんだろうか。あの小児科のおじいちゃん先生はやぶ医者ではないだろうか。いろいろな妄想がぐるぐる回るけれど、もう一回病院に行くなんて、今日は無理です。ベッドから起き上がれません。横になりながら水を飲むだけ。眠ろう、とにかく眠ろう。明日は仕事だし、絶対休めない。誰にも頼めないアポイントが入ってるんだから。やばい、とうとうハイになってきはじめた。躁である。

何度ボタンを押しても、電話したいところに電話が出来ない夢を見た。指が間違ったボタンばかりプッシュしている。泣きながら何度も電話をしようとしている。目が覚めてぞっとした。

テレビのリモコンをベッド下から手繰り寄せてテレビをつけると、たいして面白くもないテレビ番組が、なんだか急に面白く感じて、ヘラヘラ笑った。まずい、わびしい。たった一人風邪と闘う。いや、戦う術もないけど。
別れた恋人を思う。看病して欲しいな。お粥とかつくって欲しいな。今何してんのかな。私が風邪引いてるのなんてしらないだろうな。彼もこの前風邪引いてたな。そのとき別れたばっかりだったし、だから彼の看病にも行ってあげられなかったな。あのとき、彼も一人ぼっちだったのかな。誰か他の女の子に看病してもらったのかな。うーん、頭が痛い。


同僚と殺しあう夢を見た。目が覚めてぞっとした。

また眠って、数時間して起きて、時間を確かめて、AMかPMか確認する。携帯電話には着信があるけれど話す気力がなくかけ直さない。みんな、何してるのかな。心細いな。人が恋しいな。

自分の右足の甲を強大な釘で床に打ち付けられる夢を見た。目が覚めてぞっとした。

また眠る。ぼーっとした頭で携帯を取り上げて時間を確かめる。顔がむくんでいる気がする。淋しいな、虚しいな。誰にも助けてもらえなくて淋しいな。寝ぼけながら発信履歴を見ていた。無意識に別れた恋人に電話する。

幼い頃の夢を見た。父と母が暴力的な夫婦喧嘩をしていた。目が覚めてぐったりした。

結局、明日の朝まで眠って熱が下がっていなければ、仕事を休んで病院に行くことに決める。気合を入れて眠る。「熱が下がりますように。下がりますように…。」


別れた恋人は、ずっと遠くまで行ってしまっているみたいで、以前のように私の元に来てくれはしなかった。あなたがいる場所から私の居る場所まで、どれだけ遠いの。そこまではどれくらいの時間がかかるの。その距離は私たちの精神的距離と比例しているの。


明日も晴れたらいいな。
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