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2004年02月04日(水)  麻酔
私たちは、
いや、私と彼は、


いくら傷つけあっても、
いくら汚い言葉で罵り合っても、ただすべてが無意味で空しい。

私たちの完結は、いまの状態なんだと思った。
これで完結する。

本当の孤独を、この数ヶ月間の私が想像することが出来ただろうか。
楽しくて嬉しくて、ただただ彼を思う時間の中で、こんな日が来ると思えたことがあっただろうか。

私はすべて燃え尽きてしまった。
私と彼の恋火は出会った瞬間、光線を散らしてひかれ、弾けて消えた。
私の火だけは燃え落ちて、彼はまた光を共有できる相手を探した。
燃え尽きて灰になって、さらさらと風に吹かれてどこかに消えていった。
跡形もなく、痕跡もなく。


もう泣かなくなってきた。
もう泣けなくなってきた。
感情が麻痺する。
眠れずに目を閉じた時間だけが、一秒一秒を刻んで、私をその先に連れ去っていく気がする。
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