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| 2004年01月26日(月) 朝焼け |
| 眠りは浅いほうだ。 深くぐっすりと眠れるほうが、珍しい。 金曜の夜は、気分的にもぐっすりと眠れることが多く、日曜の夜は浅くぐずぐずと寝付けずにいる。そのほかの日の眠れるか眠れないかは、体調と心境のバランス次第だ。往々にして体が疲れている日はよく眠れ、気持ちが疲れているときや興奮しているときは寝付きにくい。 最近は、夢の中を彷徨いながら起きているときと同じような脳波が続いている気がする。体が寝ていても脳は起きている。そんなときはおかしな夢を見るか、金縛りにあうことが多い。 眠れずに起き上がって、とっぷりと夜が深まっている街を眺める。誰も起きているものはいないかもしれない。この世の中で起きているのは私だけかもしれない。みんなが眠れているのにどうして私は眠れないの。そんなのずるい。私もみんなと同じように眠りたい。ぐっすりと眠りたい。 それでも眠れず本を読む。テレビを見る。パソコンを立ち上げてみる。 そのうち、空が白くなり始め東の空からオレンジが滲み始める。 オレンジがそこから扇形の曲線を描きながら広がり始める。その少し上に浮かんでいた重い雲が照らされはじめ、明るさが一瞬失われる。 彼のアパートがある方向からだんだんと朝になり、彼はもうすぐ目覚めるのだろうか。 私は、紅茶を一杯飲んで顔を洗って仕事に行く準備を始めた。 |
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