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| 2004年01月11日(日) 浅い眠り |
| 浅い眠りから何度も醒めて、時間を確かめてまた目を閉じる。 年末から続いている薄い風邪は、時々体を反応させたかと思うと、体の奥にじっと息を潜めていることもある。 夜にかかってくる電話は、極力とらないようにしている。その受話器からは母の粘着質のような声が聞こえてくるかもしれないし、兄の心配そうな声が聞こえてくるかもしれないし、或いは誰か別の男の声が聞こえるかもしれない。 怖い夢を見て、また目が覚めて、腕に爪を立てて、眠れず起き上がる。鏡を見て目の下のくまを撫でてみる。 食べることにも辟易してきて、外に出かけることも馬鹿げたことに思えてきた。 |
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