雲間の朝日に想うこと


< 鎖さぬ術を探せますか >


時に、
其れを両の天秤に据えては。

想いを、
彷徨わせて終うけれど。



情動と、
利得と。

其の何れもが、
不可欠で在って。



決して。

何方かに差配される物では、
無い。











其の絡繰りを。

充二分に、
理解した上で。


何方かを欠いたとしても、
不足を想うと。

認識して居ながら。



敢えて。

両の天秤に、
双方を据えて突き付ける、
其の想いに。













応じる最適解は、
何方だろう。


























 「絶対に重荷になるから突き放したのに。」

 「好きって損得じゃ無いでしょ?」

 「小坊主って相変わらず損する道を選ぶよね。」


択一的な結論へと。

無理矢理、
誘導しながら。






 「あのね・・・喜怒哀楽が無いんだ。」
 「愛情だけは無くならないんだけれど。」


あの子は。

自身の違和感を、
口にする。














想いの行く末なのか。

其れとも、
病故の避け難い変化なのか。











良く似て居るね。


嘗ての。

殻に閉じる前の、
言の葉に。





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References
 Oct.22 2003, 「何を残して消えたのですか」
 Jul.14 2013, 「一生残る華でしょうか」
 Nov.27 2014, 「もう少し離せると言うのでしょうか」







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2014年12月01日(月)


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History
2012年12月01日(土) 触れられぬ温もりでしょうか
2005年12月01日(木) 鎹を理由に貶めるのですか
2004年12月01日(水) 月明かりだったのでしょうか
2003年12月01日(月) 姿を隠したのでは無いのですか
2002年12月01日(日) 何も考えずに逢えませんか
2001年12月01日(土) 正直に言えないのは俺の方か





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