雲間の朝日に想うこと


< 想いの味は如何でしょうか >


勝手に、
自身の内側から生じた像で。

其処に、
外界からの刺激など、
存在しない。





其れ故に。


念じた想いが届いた、
其の結果、
生じた出力では無くて。


飽く迄。

偶々、
其の刻に脳裏に造創られた出力に、
過ぎないのだ。










其れでも。






其の偶然は、
印象深き事柄として、
刷り込まれ。


偽薬の様に。

互いの想いを、
記憶へ、
刻み込んで行くのだろうか。








現実には。

何の報酬も、
附与されぬのに。





















 「桃好きだったよね。」
 「小坊主に食べさせたいと想って買って来たの。」

 「丁度食べたいと想ってたよ。」
 「伝わるんだねぇ。」













坂の街の人は。

俺を想い、
初物の桃を味わい始めた。





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References
 Jul.09 2007, 「想えば現実に届くでしょうか」







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2007年07月11日(水)


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History
2005年07月11日(月) 第一希望は離別でしょうか
2004年07月11日(日) 噛み合わぬ幸福感も在るのでしょうか





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小坊主
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