雲間の朝日に想うこと


< 無意識下で零れた本音でしょうか >


言葉に惑わされ、
深の想いに至らぬ事が、
無い様にと。

用心に、
用心を、
重ねて居たとしても。




何故に。


言葉尻に、
鋭敏に応答しては。


返す刀を、
振り翳して終うのだろうか。








言葉に宿される、
恣意は。

意識的に、
増減される一方で。





時に、
言葉が。

純然足る想いを、
無意識に、
零して了う術なのだと。



本能的に、
知って居るからかも知れない。


















眼前には。


主を失い、
無造作に転がった指輪と。

消える迄ひと月待てと、
記された文が。



唯、
在るだけなのに。









 「良いわよ。」
 「もうすぐ秋だし。」
 「涼しくなるから。」



暑さを凌げぬ、
遮光の布は、
其の儘で良いと。

姫は言う。

















恣意を除いた、
言葉は。

秋が在ると、
伝えて居るのかな。





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References
 Aug.23 2006, 「其の輪は柵の象徴なのでしょうか」







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2006年08月25日(金)


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History
2004年08月25日(水) 要らない言葉でしょうか
2003年08月25日(月) 其の花火の様に稔っていますか
2002年08月25日(日) まだ秘密の存在ですか





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