雲間の朝日に想うこと


< 新芽は真芽なのでしょうか >


幾つもの渦に、
逆らい、
立ち向かいながら。

自身の意思で、
大河を、
泳ぎ切る為には。



純色の、
自身の縁を削り取り。

周囲の色と、
混ぜ合わせながら。



核に備わる、
自身の色のみは。

護り続けねば為らぬから。






白一色でも、
黒一色でも無く。

必ず、
正規分布に拡がる色を、
自身に、
持ち合わせ。



時に。


自身の範疇と、
対極に在る行為で。


其の分布を、
調整せざるを得ないのだろうか。












一つの想いを。

丁寧に、
丁寧に、
紡ぎ行きながらも。


矛盾を、
多分に含んだ想いを。

撒き、
芽吹かせる。

















 「私は。」
 「いない方が良いんじゃない?」


互いの意志で、
芽吹かせた新芽を。

自らの意志で、
摘み取り去ろうと想うけれど。




 「離さないで。」
 「最後の砦だから。」


互いの意志で、
芽吹かせた新芽は。


不要な芽なら、
抑も、
芽吹かせてなど居ないと。

自己主張を、
繰り返すのだ。












虚なのか、
実なのか。

非なのか、
是なのか。

黒か、
白か。

縁なのか、
核なのか。



其の芽は。

日々、
姿を変えて了う。





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References
 Apr.17 2006, 「舌先で触れる想いでしょうか」







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2006年04月20日(木)


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History
2004年04月20日(火) 穿入の理由は何でしょうか
2001年04月20日(金) 今の二人に通じる意地ですか





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