雲間の朝日に想うこと


< 歩み寄りは不可能ですか >


自身で、
見付けようと。

誰かに、
誘われようと。

誰かに、
引っ張られてであろうと。



新たな世界は。

踏み込んだ者にしか、
決して、
与えられない場所だから。





最後の、
最後には。


自身の意思で、
一歩を踏み込み。

其の一歩に、
自身で、
責めを負う必要が在るのだ。






嬉々としてであろうと、
嫌々であろうと。


一歩、
踏み出さぬ限り。


望んだ物など、
其処に、
現れやしないのに。













後輩の送別会に
二人で出掛ける事と。

二人の宴に、
見送る後輩を呼ぶ事と。


其の違い位は、
俺にも、
理解出来るけれど。




其処に、
拘り続けるから。



姫は、
俺の知り合いに会う機会を、
逃し続け。

俺は姫を、
紹介すら出来ずに居る。














 「後輩の送別会に行けば!」
 「私は行かない!」


完璧な御膳の整うのを、
今も、
待ち続ける姫は。




 「いつも座ったままで良いね。」
 「座ってればご飯の用意が出来て。」


其の言葉を、
時々口にされる俺の姿と。

何の違いも無いだろ。


2005年01月24日(月)


----------
History
2004年01月24日(土) 呪いを秘める画像でしょうか
2003年01月24日(金) 少しだけ安心をくれませんか
2002年01月24日(木) 二人の形が中身より大切ですか





Add MyEnpitu

小坊主
MAIL