雲間の朝日に想うこと


< 元気の素は嫌いの原因でしょうか >


其の一息は、
確かに、
周囲へ嫌悪感を撒き散らすから。


例え其れが、
自身を奮い立たせる為の、
行為でも。


吐いてはならぬ一息かも知れないけれど。



其の一言も、
其の苛々感も。

十二分に、
周囲へ嫌悪感を撒いて居ると。


果たして、
理解して居るだろうか。









方や、
寝起きの溜息。

方や、
寝起きの苛々。


振る舞いは、
確かに異なる物だけれど。




お互い、
少し疲れ気味で居る事を。

同様に、
魅せて居るだけなのだ。















其れ故に。


其れが原因で、
嫌いに成る事など。

有り得ない。









 「今朝はごめんね。」
 「嫌味ばかり言ってたら、嫌われちゃうね。」


姫の、
苛々から来る、
毒や嫌味は。



言い換えれば。

俺の、
思わず吐いて仕舞う溜息と。
何ら変わりない物で。






自身の、
溜息を否定する事は。

自身を奮い立たせる行為を、
否定するも同然だから。













時折。
ほんの時折。


 「威張り腐ってた旦那と。」
 「別れた意味無いじゃん!」


潜む比較の端が、
深く刺さる事は在るけれど。





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References
 Aug.19 2004, 「啀み合って別れたからでしょうか」
 Jun.07 2004, 「隣に映るのは嫌いな雄ですか」


2004年10月15日(金)


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History
2002年10月15日(火) 次は早くキスしてくれませんか





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