雲間の朝日に想うこと


< 夢でも会話が出来たのでしょうか >


自身の発する熱を預け、
相手の発する熱を感じ取る。

互いの温もりを交換し、
其の心地好さに、
酔い痴れる行為は。


興奮と、
快楽と、
安堵と、
恍惚と。

殆ど同時に、
何種もの想いを得る事の可能な、
極上の会話なのに。






其の半ばで、
事を途切れさせた時には。


如何して此処まで、
不満や不安を、
呼び覚ましてしまうのだろうか。










時として。


 「寝ちゃったの?」
 「もう・・・」


其の最中に、
一方が眠りに陥る事が在る。




寄り添い、
其の暖かみを感じる行為は。

同時に強烈な安心感をも、
提供してくれるけれど。




残された側の想いは。

何故か其の逆方向へと、
大きく振れるのだ。














良いのか。



興奮と、
快楽と、
安堵と、
恍惚と。

何種もの想いが背中合わせの、
極上の会話だから。











 「やだ、起きてよ!」
 「ん?」

 「もう、入ったまま。」
 「ははは、本当だ。」




其の半ばで、
事が途切れても。



会話の後の充実感を、
得る事も在るんだ。





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References
 Oct.11 2003, 「想いが在るから抱けないのでしょうか」


2004年02月23日(月)


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History
2003年02月23日(日) 俺の幸せは不安ですか





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