雲間の朝日に想うこと


< 過去って何者なのですか >


過去の重さを見せまいと、
隠す努力も。

過去の重さを背負い込み、
進む決意も。


互いが互いを想うが故に、
産まれる物だけれど。



互いが互いへ、
負担の二文字を与えぬ為に。

必死に意地を張り合い、
負担を掛け合う。





相手の求めを、
的確に把握するには?

相手の不安を、
的確に取り除くには?


未だ足りない物が多過ぎる。









自身と平行期間の在る相手だから、
自分と並立して居た過去だから。


 「前の彼氏って、どんな人だったの?」
 「遊びって言ってた俺を、どうして選んだの?」


其の年令や、
其の配偶者の有無や、
其の選択の理由や、
其の前後の状況や。

如何しても振り切れぬ過去を知り、
自身の防波堤として、
其の知識を使いたいから。



奴の想いは、
手に取る様に理解可能で。

彼女の想いは、
雲を掴む様に不可解至極だ。












過去は知るべき物なのか、
無視すべき物なのか。

過去は乗り越える物なのか、
突き崩すべき物なのか。

過去は無視すべき物なのか、
初めから存在しない物なのか。

過去は実物なのか、
想いが創る虚像なのか。




貴女の過去は、
どんな物なのだろう。
俺の過去は、
どんな物なのだろう。

俺は如何にすべきなのだろう。


2003年10月19日(日)


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