雲間の朝日に想うこと


< 大人しく寝られましたか >


俺との行為を、
形有る物として文字で表現し、
そして俺に贈る。

貴女との行為を、
形有る物として文字で表現し、
そして貴女に贈る。


貴女と俺と、
行動は何ら変わり無いけれど。

其処に据えてる想いの中身は、
大きな違いが存在すると想うから。












貴女から届いた艶かしい文に、
返信を贈る。


 「自爆するよ?」


戯言合戦の結果など、
既に勝敗が見えているのだ。


 「身体が敏感に反応してる・・・」


身体の火照りに耐えながら、
今晩も貴女は、
寝床に入る破目に陥るんだ。













だってね。

貴女の文字は、
自身の寂しさ故に産まれた想い。



俺の文字は。

からかい半分には違いないけれど、
貴女を想う故に産まれた言葉。


俺の火照りなど、
俺という一人称など、
何処にも存在していないんだよ。










だから貴女は。

自身で綴った言葉で、
自身の欲情を呼び覚ましてしまう。


違う?


2003年08月10日(日)


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