雲間の朝日に想うこと


< 城の護りを崩して行けますか >


何か貴女が不満を持つと、
何らかの不満が貴女の中に燻ると、
必ず届く顔文字。


合図と言う言葉で簡単に表現するには、
少し軽過ぎるけれど。

貴女自身で解決出来ぬ心の動揺を、
甘え混じりに、
軽く表現した文字。


 「私たち危ないみたいじゃない。」
 「上手く行って無いみたいじゃない。」


相変わらず、
貴女の事の捩れに対する鋭さには、
舌を巻く。










本音は何処に在るのだろうか。


 「そんな事無いよ。」


俺は瞬時に、
貴女へ答えを返したけれど。


本音は何処に在るのか。

通話を遮断した直後から、
頭に想い描き続けた。














御免な。

不満だったんだ。













義兄に御強請りをした貴女が、
俺の存在を隠した事が。

御強請りの品は俺への品である事を、
隠した貴女に。











二人の絆は、
太く強くなって来たとしても。

埋まって来たとは言えぬ、
周囲に張り廻った城壁や外堀。



未だ不安定な関係を強いられるのだと、
頭では理解していても。



俺の心は、
不安定な不確定要素を嫌い、
不安定な曖昧さを避けようとしているのかな。


2003年07月23日(水)


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2001年07月23日(月) 蟷螂の毒を隠していますか





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