雲間の朝日に想うこと


< 俺は代理の品なのだろうか >


何時までも、
歯を磨き続ける。

何時までも、
着替えに手間取る。

鈍重な、
緩慢な、
少しも進まぬ就寝の準備。





理由を察しようと、
少しでも理解しようと。

思考回路を働かせ、
集中をする。













川の字の中央に誰が来るか。

そんな事まで
毎朝毎晩話し合ったと。

小さな彼と貴女とで、
毎日懸命に話し合ったと。


貴女から聞かされていたから。



 「一緒に寝るか?」



俺の出した解答は、
小さな彼の満面の笑みを呼び出す事に、
成功した。



けれども。












 「髭ジョリジョリだ!」
 「くすぐったい!」


隣に寝た俺の姿に。

小さな彼は、
喜びを表してくれたのだろうか。
















 「お父さんに。」
 「髭ジョリジョリの刑されたんだ!」


隣に寝た俺の姿に。

小さな彼は、
父親を重ねて見ただけなのだろうか。


2003年06月01日(日)


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2002年06月01日(土) また逢えますか





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小坊主
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