雲間の朝日に想うこと


< 拒絶ではないと言えますか >


貴女へ贈った言葉は、
決して拒絶の言葉では無かった。

貴女へ贈った言葉は、
貴女を避ける為の言葉では無かった。



 「来なくて良いから」








貴女の相手として、
あの男が存在していた時。

事実を覚られてはならなかった。


だから貴女は、
俺の街へ来る度に俺を隠し、
冬は大人しく姿を隠したんだ。




俺の相手として、
法の壁が存在していた時。

発覚は即ち別れを意味していた。


だから貴女は、
俺の街から戻れない事を恐れ、
飛行機の飛ばぬ日を恐れたんだ。




 「来なくて良いから」




貴女へ贈った言葉は、
決して拒絶の言葉では無かった。

貴女へ贈った言葉は、
貴女と俺を護る為の言葉だった。










今はもう、
貴女の身体は何者にも束縛されない、
自由な身体なのに。



 「何時がレースなの?」
 「小坊主の姿が見たい!」
 「小坊主の姿を見るだけで良い!!」



そう願う貴女を、
集中出来ないと言う理由だけで止めた。

言い張る貴女を、
相手出来ないと言う理由だけで止めた。









相手は出来ないけれど、
来い。

迎えに行けないけれど、
迷子になっても知らないけれど、
来い。


そう言ってやれない俺に、
貴女を束縛する資格があるのだろうか。






 「来なくて良いから」



貴女へ贈った言葉は、
やはり拒絶の言葉に違いない。


2003年01月18日(土)


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2002年01月18日(金) それでも許してもらえるでしょうか





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小坊主
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