雲間の朝日に想うこと


< また一つ支えが増えましたか >


やっと秘密を親友に打ち明けられた貴女は、
強い力が漲った声で話してくれた。

親友に応援の言葉を贈って貰った貴女は、
朝の爽やかさと一緒に、
未来の明るさを届けてくれた。


貴女の迷いの晴れた声。


こんなにも貴女の声に安心出来た事は、
本当に久しぶりの様な気がした。








重ねて来た嘘が多過ぎて、
何処からアリバイが崩れてしまうかを思うと、
冷や汗が止まらない。


けれども、
俺と貴女と二人だけで築いて来た絆だから、
強く強く束ねた注連縄の様に、
絆が俺と貴女を守ってくれるに違いないさ。






 「遠恋だね〜」
 「がんばって!」
 「あれ?小坊主さんとは去年会っただけ?」
 「会いたいでしょ〜♪」






喜んでくれた親友の言葉に、
必死に動揺を隠している貴女の様子が浮かんで・・・

思わず微笑んだ。


2002年08月30日(金)


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小坊主
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