雲間の朝日に想うこと


< 安堵しても良いのですか >


何時の間にか心の奥に入って来て、
何時の間にか遠ざかっている、
いつものあの子だった。

考えている事を全部見透かしているかの様に、
不思議な雰囲気で話すあの子だった。



 「いつも電話で話している私だったでしょう?」



確かに目の前のあの子は、
いつものあの子だった。








けれども、
たった一つだけ違う事があった。



いつもの冗談は無かったね。

思わせ振りないつもの態度は、
一つも見せなかったね。





少しだけホッとしました。


2002年08月15日(木)


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小坊主
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