雲間の朝日に想うこと


< 想いの先は届いていましたか >


貴女の残した桃色の証拠は、
既に薄く消えている。

けれども、
俺が貴女に残した証拠は、
まだ貴女の身体の中に隠してある。





貴女の中に残して来た時限爆弾を、
言葉一つで起動する。


 「奥まで入ってた?」


逢瀬を想い出して、
勝手に官能の世界へ向かう貴女。





想い出せ・・・

俺の感触を想い出せ・・・



そう簡単に消されてしまわない様に、
貴女の奥底に残して来た感触だ。


そう簡単に消えてたまるか。
そう簡単に忘れられてたまるか。


2002年05月10日(金)


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小坊主
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