雲間の朝日に想うこと


< お互い素直になれましたか >


楽しいはずの電話なのに・・・

二人の時間に飛び込んで来る、
たった一つの着信音。

お互いの気持ちを悪戯に遠ざける。


貴女が無言になるのも、
貴女が素っ気なく「おやすみ」と言うのも、
その言葉に怒りを覚えて俺が電話を切るのも・・・

何度も繰り返されて来た事。




偶然が重なった着信音だけれど、
俺が蒔いた種。
貴女の嫉妬を呼んだのは、
他でもなく俺自身。

けれど言わずにいられなかった。



 「寂しいよ・・・」



貴女の温もりが隣に無くて・・・
沸き上がる寂しさに負けて・・・

羞恥心や意地なんて投げ捨てて
貴女に伝えた言葉。

それに応えて、
再び声を贈ってくれた貴女。



お互い少しだけ、
成長しているのかな?


ありがとう。


2002年04月17日(水)


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