雲間の朝日に想うこと


< 慎重になってはいけませんか >


俺の知らないアドレスから、
携帯にメールが届いた。

書いてる本人はどうやら貴女。

 新しい携帯?
 これは貴女の?

そんな俺の問いかけにも、

 さぁどうでしょう?

と答えをはぐらかし、
良い加減な答えしか返さない貴女・・・



きっと酔っぱらいなんだろう。
けれどもついこの前まで・・・
携帯は俺と貴女を結ぶ大きな手段だった。


その手段が無くなってしまってから、
だいぶ月日が経ったけれど、
その間に貴女は、
他人の携帯からメールを入れてきた事もあるでしょう?

だから・・・
このアドレスが貴女の物なのかどうか、
この携帯が貴女の物なのかどうか、
ちゃんと教えてくれなくちゃメールすら書けないんだ。




今の貴女は酔っぱらいだ。

だから・・・
ちゃんと本当の事を素面の時に言ってくれるまで、
貴女からちゃんと伝えてくれるまで、
この携帯には返事しない。


もう身動き取れない日は要らないから。
そんな日は招きたくないから。


2001年11月14日(水)


----------
History





Add MyEnpitu

小坊主
MAIL