雲間の朝日に想うこと


< 歩みが遅かったのは俺の方か >


俺は友人にお前の事を相談した。
友人はズバリ言い切った。


 あなたが結婚について今いろいろ悩んでるのって
 その彼女に対する気持ちが
 まだまだ深まってないからじゃないか?


これだけでは疑問符だった。

けれども、
次の言葉ではっきりした。


 なんだか
 お見合い結婚のときの悩みに似てる気がしたんだよね。



言われてみればそれは当然だ。
いきなり遠距離から始まる恋は、
確かにお見合いそっくりだ。


俺がすべき事・・・
それは結婚相手を捜す事じゃなくて、
ずっと一緒にいたい人を捜す事。

俺にとってお前は、
未だずっと一緒にいたいと想う対象じゃない・・・
だからあんな悩みを持つんだ。



辻褄が合う。
目から鱗が落ちる。

 恋愛時間に遅れているのは俺の方・・・




友人は続けた。

 遠距離恋愛が結婚まで行くのって
 よほど強い絆で結ばれていない限りは難しい。
 相手への想いが深まるのって
 共に過ごしてきた時間の中で決まると思うから。


けれど・・・
お前と過ごす時間は少ししかないけれど・・・
共に過ごせない時間が多いの恋愛だけれど・・・

今日俺が一つの事を掴んだから、
絆は作っていけるはずだよ。


2001年09月17日(月)


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