雲間の朝日に想うこと


< 本当に逢おうって言ったのか >


終止符を打とうと思っていた。

逢ったこともない彼女に、
ましてや俺の事を本当に想っているかどうかわからない彼女に、
これ以上気持ちを保つ自信はないから。

好きなままで終わろう。
その方がお互い幸せだから。

もう限界・・・




その気持ちを察したんだろうか?
ただの偶然なんだろうか?

彼女が一言書いてきた。



 「早く逢おうね♪」



お前ががこんな事を言い出したのは初めてだな。

いつの間の心境の変化かはわからないけれど、
少なくともここ数週間の事には違いないだろう・・・



偽物かも知れなかった整理券が、
本当の整理券になった。
それで充分だと想った。

終止符を打つ気だった俺は、
また呼び戻された。










整理券を受け取って7ヶ月。

お前は過去から開放されて、
やっと逢いに行ける体勢になったというのに、
俺は身動き取れない状況。

今度は俺が、
お前を待たせる番になってしまったね。


2001年03月21日(水)


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