管理人トシの日記

2004年08月22日(日) パソコン危うし!その3

新しく購入したハードディスクにバックアップしたデータは過去のすべてなのだが、消えるのは一瞬だった。というか、いつ消えたのかもわからない。ふたを開けたらなかったという落語にもならない話で終わってしまった。

しかし、このデータ消失はハードディスクの機械的な故障ではないので、救済がまったくできないというわけではない。今ではけっこう簡単に高い確率で蘇ることもできる。
情報ボランティアのMさんにさっそく事の次第を告げてアドバイスをもらった。
「まず、他のパソコンにつないで認識するかどうか確かめてください。認識すれば、すぐにデータを他の場所に移してください。もし認識しないようであれば、データが消失していますね。」ということはまたまたあきらめろということか。
「データ復旧ソフトで救済できる可能性はあります。」費用はどれくらいかかるの?
「うちではそれ相当のソフトを使います。あとはデータ復旧の作業時間によりますが、7、8万円でしょうか。」ふむふむ、これもちょっと無理だな。

一般ユーザー向けに1万円前後でデータ復旧ソフトは売られている。さっそくインターネットで調べてみるといろいろあるものだ。その中から「日経パソコンで取り上げられていた『ファイナル・データ』を試してみることにした。
じつはインターネットではこういうパソコン・ソフトは、試用版というのがあって、簡単にダウンロードできる。ほとんど買ったものと同じ内容のものがタダで手に入るわけだが、制限がある。たとえば買うものとまったく同じだが、30日とかの期限があって、それを過ぎると使えなくなるもの。また、ずっと使い続けることができるが、機能制限といって一部の機能が使えない、などだ。
まあ、けっきょくは買わなければちゃんとしてものは使えない。

今回の『ファイナル・データ』はどうか。ちゃんと書いてある。「購入前に試用版でデータ復旧ができるかどうかを確かめてください。」と。
当然試用版ではデータの復旧はできない。しかし、データ復旧のバタンを押しても作動しないだけで、そこまでは正規の製品版と同じだ。欲しいデータが目の前に見えるわけである。えさを目の前に置かれてあきらめるユーザーはまずいないだろう。

私の場合はどうか。試用版をダウンロードする前に注意書きを読んだが、「ソフトで圧縮されたデータには使用できません。」とある。
じつは今回のバックアップ・データはバックアップ・ソフトで圧縮された特殊なファイルになっている。この注意書き通りだと復旧不可能となる。
くそ、と思いながらもダウンロードはタダなので試用版を試してみた。
すると驚くなかれ、バックアップしたデータが目の前に現れるではないか。

えさを目の前に置かれたのだからたまったものではない。この飢えをしのがない手はないのだ。
さっそく購入することに。しかしはたと思った。この前、ダウンロード販売で痛い経験をしているので、今回は石橋をたたいた。パッケージ版という店で売っている製品を購入することにした。

いましばらく宅急便で送られてくるのを待っている・・・。〜つづく〜


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管理人トシ