きのうは遅くなってしまって日記がアップできなかった。毎年恒例のログハウスT宅での夏祭りだった。 そういえば昨年は夕立かと思ったらちゃんとした雨で、急ごしらえのブルーテントをまとったステージで演奏したのがなつかしい。今年はTさんがすでに波板をステージの屋根に張っていらしたので、雨でも風でも来いと太っ腹だ。
今回も音響装置は、谷口さんにお願いするしかなかったが、いつもながら無償で引き受けていただいた。ありがたいものである。それも仕事を中断してのボランティアである。午後4時からセッティング開始だ。
4時のセッティングに合わせて若手を二人連れて来た。じつはこの一人はステージでギターを弾いてもらうことになっている。稲田君といって、昨年の中林淳真門下生の発表会で初めて会った。その時私は気に止めていた。お、ちょっと異色だぞと思ったのだ。後でわかったのだが、ジャズ系も演奏しながら、クラシックでは中林仲哉先生についていた。
そして回りまわって今回の夏祭りに出演してもらうことになった。 私の知らない曲ばかりだが、ギタリストを目指しているだけあって演奏はなかなかいいではないか。夏祭りにクラシック・ギターは不釣合いかもしれないが、いろんなお客さんの前で演奏することも大事だと勝手に理由をつけて引っ張ってきたのだから、なんとか拍手をもらえたらと親のような気持ちで見守っていた。


それでは沖縄です。
シュノーケリングを終えてあがったところだったと思う。それからまたもや険しい崖をよじ登って、てくてくと歩いて店まで戻っていった。 店に着くとさっそく麦茶を一杯。1時間半ほどのものだが、相当汗をかいたのだろう、のどがかわく。しばし休憩だが、ちょっと今回の体験を復習してみた。
まずシュノーケルでの呼吸だが、弁が付いているためか、慣れないと息が苦しくなってしまう。ゆっくりと深くとインストラクターが指導してくれたが、まさにそのとおりにしなければ酸欠で長くは潜っておられないだろう。
絶対におすすめです!と太鼓判を押してくれた洞窟探検だが、その時は夢中で、後になって、あれがガイドブックに載っていた洞窟かとイメージが浮かんできたりする。そういう余裕なんかほんとうになかったのだ。足がつかない所ではじめて泳ぐわけだから。
シュノーケルを見るといつも思っていたのだが、空気を吸うパイプは30センチほどしかないので、ちょっと潜ると上から海水が入ってきてしまうのではないかと。 しかし、逆に深く顔を沈めることのほうがむずかしいようだ。
この次はカヤックで海の散歩をすることになっている。 波酔いした妻は、「カヤックは遠慮しておきます。」とキャンセルした。 グループは私と娘、そして二組のカップルとなった。それにインストラクターがふたり。
車で近くのカヤックを置いている小屋まで行くという。着くと、さっそく準備である。Tシャツ、それにライフ・ジャケット、そして漕ぐためのオールを小屋から引っ張り出した。それらを持ってカヤックが置かれている海岸まで歩き出した。 海岸は少しずつ干潮になっている。海辺の動物がうごめいている。グロテスクな「なまこ」がうようよといるではないか。聞いてみた。「これ、食べれますか。」「おそらく食べれるんじゃないの。」
じつは昔、カヤックにはまりかけたことがある。けっきょくカヤックを購入するまでには至らず、そのまま時が過ぎていた。 この話題は別の機会にゆずるとして、今回はそれ以来のふたたびの興奮を味わえるかとわくわくしていた。
娘を前側に乗せて、私は後ろ側で漕ぐことにした。ボートと違って、ほぼ水面近くから景色を見ることになるので、とても感動的になる。海と一体という感じがするのだ。 4隻が揃うと、インストラクターの先導でゆっくりと散歩だ。本当は無人島にでも行きたいのだが、今回は海岸沖を往復するだけ。物足りないが、まあカヤック体験だからいたしかたない。
〜つづく〜


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