管理人トシの日記

2004年07月30日(金) 沖縄その8

目的地『ひめゆりの塔』に着くと、なにやら誘導のおじさんが手招きしている。道の左からも、そして右からも呼んでいるではないか。どちらへ入ればいいのだ。右折はたいへんなのでスッと左にハンドルを切った。

しかし駐車場はがらがらである。車から出ると、「駐車料金は無料ですが、この無料券に店でスタンプを押してもらってください。」と言うではないか。ちょっと考えた。なんで無料なのにそんなものがいるのか。そうか、お店でみやげ物を買わせるためだな。
それにしてもこの炎天下でおじさんたちはよくがんばっている。あの三角形をした帽子が、ここは沖縄を思わせてくれる。気温はそんなに高くない。どちらかというとカラッとしているようだ。しかし、直射日光の日差しは半端ではない。帽子がなければちょっときつい。日傘があれば余裕だろう。

さっそく入ろうとすると、おっと、そんなに甘くはない。今度はおばちゃんが「お供えのお花を買ってあげてくださいよ。」と。こんなところでけちっても失礼だと、ちょっとくたびれた一束200円也のハイビスカスを買った。まあここは花をお供えして三人で拝んだ次第である。

慰霊碑の後ろは、多くの女学生学徒が亡くなった外科豪が、年月を感じさせているが、それでも傍らに建てられている説明の看板を読むと、当時の悲惨さが伝わってくる。
それにしても暑いので、すぐに記念館のほうに入っていった。中では遺品、写真展示とともにビデオ上映がされており、当時の状況がよくわかるように編集されていた。

入り口でパンフレットを販売しているのを見ていたので、購入することにした。私の場合、パンフレット類はなるべく買うようにしている。美術館のカタログは高価だが、今回のものは200円である。係りの人に言ったのだが、どうもお金を出してまで買う人はいないのかピンとこなかったようで、館長さんらしき人が「そこに置いている200円のですよ。」と言ってくれてやっと手にすることができた。



無料駐車券はめんどうくさいので妻にまかせた。うまく何も買わずにはんこだけ押してもらっていた。おお、さすが。駐車場を出るときには、例のおじさんがきっちり券を取ったが、どうも無駄なことをしているとしか思えない。

次は平和記念公園だ。

〜つづく〜


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管理人トシ