娘は『シグマリオン3』を見て言った。「なにこれ、いつの間にこんなもの買ったの。」「いやいや、これで沖縄に行ってもインターネットができるぞ。」「しょーもな、沖縄で何を調べるわけ?よっぽどこのガイドブックを持って行ったほうがましよ!」うっ・・・
私はそのままカバンから『シグマリオン3』を取り出した。そして思った。そういえばそうかもしれない。どうも私には不要な物をたくさん持っていくくせがあり、いつも妻からとがめられてきた。そしてついに娘からも。
それならばと『日経パソコン』やらガイドブック2冊、それに空港の売店で買った『サライ8月号』を紙袋に詰めることになった。どうも家のことやら空港のことやらがごちゃまぜになってしまったようだ。
9:20の出発だが、9:00頃から機内に入っていった。うーん、これから飛び立つのかと思うと浮かれ気分と同時に少なからぬ緊張が走る。 昔から航空機に関する本をよく読んできたため、へたにきゃしゃな機体構造を知っていると、ほんとに大丈夫かと不安になったりするのだ。
そういえばこの「ボーイング737」が沖縄の石垣空港でオーバーランした事故を思い出した。さらにハワイのアロハ航空が所有する「ボーイング737」が飛行中に期待の上半分が吹っ飛び客席がむき出しとなったまま奇跡的に着陸をすることができたことなども頭をよぎる。 この事故では、機体の老朽化が原因だろうと思うが、飛行機というもの、びっくりするほど長い年数を飛ばしている。20年、30年もの間、部品をとっかえひっかえしながら持たしている。
アロハ航空の事故では、スチュワーデスが飛ばされていなくなったようだが、シートベルトを付けていた人は助かっている。空気の中を高速で飛んだため、空気摩擦でやけどをした人が多かったようだが。 奇跡的な生還は、パイロットの機転の利いた処置が功を奏した。
そんなことを思い浮かべながら、スチュワーデスが案内する非常時の対処方法などを聞いた。そう、降りるまではシートベルトをはずさないぞと。

〜つづく〜
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