管理人トシの日記

2004年02月02日(月) 写真のこと

今朝の山陽新聞一面に、2003年読者写真コンテストの最優秀作品が載っていた。

久米南町の雪の棚田が、朝陽に照らされて淡いピンク色に染まった一瞬を捉えたものだ。よくある風景といえばよくあるものだが、おそらくこのシャッターチャンスを評価されたのだろう。
写真の真ん中には何の木だろうか、葉っぱをすっかり落とした老木の枝先に積もった雪が、きらきらと眩いくらい光を放っている。6000数百点の作品の中から選ばれたものだけあって、バランスのとれたいい作品だと思う。

じつは私が興味をいだいたのは、この作品とともに作者の背景である。氏はこの棚田を作品の主題と決め、2年ほど前から通い詰めたという。この1年は50回も訪れているのだ。毎週通っている計算になる。自宅からはそんなに近くはない。車で40、50分はかかるのではないだろうか。
写真とはシャッター・チャンスだともいうが、この一瞬は待っていてやってくるものではないという証明でもあろう。氏は雪の中をチェーンをはめてやっとこの場所にたどり着いた。暗いうちからじっとこの一瞬を2年間も待ちつづけたのである。それは、雪は冬の間だけかもしれないが、四季折々の朝陽をカメラに収めてきたに違いない。

先日話題に出した『ナショナル・ジオグラフィック』誌の写真家は、ある意味で命を賭けた写真との戦いに挑んでいる。動物の営み、自然の脅威を題材にすることが多いが、これらは文字通り戦いである。ほんの一瞬の油断で命を落とすのだ。
動物を撮る時は、野営をしながら毎日シャッター・チャンスをうかがう。ナショナル・ジオグラフィック社にはそうした写真が世界中から送られてくるが、採用されるのはその中のほんの一部にすぎない。それでもいい写真を求めて挑戦している。

まあこれらからわかることは、あきらめないということか。できるまでやれば、必ず成し遂げられるのだから。
そう思えば、挫折したことのなんと多いことか・・・。

きのう、ひさしぶりに、以前に吹奏楽の指導で大変お世話になったU先生にお電話をした。とてもお元気なご様子。もう退職され、今はフィットネス・クラブで汗を流す毎日とのこと。大きな病気をされただけに、健康に対する意識は人一倍である。
U先生は、とにかく吹奏楽一筋である。今度、楽団の20周年を記念する演奏会で指揮をされるという。さっそく招待を受けた。
話題はサクソフォン・カルテットに及んだが、「もう全国大会を目指すくらいになりましたか」「いいえ、解体寸前です・・・」
いや、情けないといったらありゃしない。カルテット、再起不能ではないが、大変だ。現実問題、とにかくリーダーとして時間の確保がむずかしい。恵さんにお手伝いいただくとするか。

ほんと、ひとつの事を持続するというのはむずかしいものだ。


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