管理人トシの日記

2004年01月27日(火) ハーモニカ

ハーモニカといえば誰でもが小学校の時代には吹いてきた楽器である。

また、いわゆる笛と呼ばれるリコーダーも、同じく音楽の時間には勉強してきた。どちらがどうということはないのだが、笛は楽しい、明るいというイメージか。それに比べハーモニカは、哀愁、ノスタルジーというものを感じる。

先々月だったか、『荒城の月』だけが入ったCDを購入したが、その中でピカイチに推薦したいのはハーモニカの独奏によるものだった。編曲は巨匠・佐藤秀廊によるものだ。佐藤はこの編曲と演奏で世界の佐藤となったのである。
娘に何度も聴かせた。あきれていた。しかし、分散和音のテクニックには驚いていたようだ。

そんな佐藤秀廊の演奏を収めたCDが、ソニー・ファミリークラブが主催する「The CD Club」の案内に載っている。即断決定で、今月もコース変更の登録をしたのである。本来のジャズ・コースでは「スタン・ゲッツ」になっている。いや、じつはこちらも欲しいのだが、欲望のままに生きていると人生堕落してしまうと言い聞かせている。あまり関係ないか。

「The CD Club」の冊子の中で、氏に師事したという大石昌美氏が想い出を綴っている。
その中で『荒城の月』の編曲について佐藤秀廊の言葉を紹介している。
「演奏には風景が必要だ。僕の編曲はそれを考えて書いている。1番のメロディーは荒城(岡城・大分県竹田市)の昔を偲ぶ情景を表わし、2番は月が煌々と昇っていく様子を分散和音で奏法で表現し、3番で、哀れさ、寂しさを出し、続いて最高のテクニックを使って堂々と終わるのだ。」とある。
ケニー・ドリュー・トリオの『月の砂漠』もよかったが、このハーモニカによる『荒城の月』は特筆ものである。一度は聴いてみるべきだろう。テクニックもさることながら、ハーモニカ一本で日本のメロディーを壮大なオーケストラのごとく構成した偉大さに感服するに違いない。娘も驚いていたのだから。

音楽はテクニックだけではない、心が大切だとはよく言われるが、テクニック・心ともあふれている佐藤秀廊のCDをまたまた心待ちにすることになったのである。

欲望に支配されてはいけないが、すでにパソコン画面は「トンボ・ハーモニカ」のホームページをうろついているではないか。困ったものだ・・・。


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管理人トシ