きのう、たまたま聞いたカーラジオで、戦争写真家・酒井淑夫の番組をしていた。彼は、同じ戦争写真家で著名な澤田教一と並び称される写真家である。 内容はベトナム戦争でのことが主体であったが、晩年のことを奥様が話されてもいた。この時は、ちょうど息子が風邪をひいたということで病院に行ったりでばたばたしていた。しかし、この番組にとても惹かれたので、待つ間は車の中で聞いていたのだ。
澤田教一は、1966年にピュリツァー賞を受賞している。だれでも一度は目にしていると思う、ベトナム戦争の写真である。題名は『安全への逃避』。この写真は、ベトナム戦争終結へのきっかけをつくったともいわれる傑作である。 爆撃から逃れるため、5人の親子が川を渡っているあの写真だ。
http://news.kyodo.co.jp/kyodonews/2002/gallery/sawada/battlefield/
戦闘そのものではなく、その影にある母子の苦しみ、ずたずたにされた生活などを写し出すことで、戦争の悲惨さを訴えている。 多くの戦争写真家は、命を顧みず写真を撮ってきた。ここまでくると、それは信念とか使命という言葉に置き換えることができるかもしれない。単なる仕事ではすまされない、偉大な業績を残してきている。
同じく報道写真家で、有名なロバート・キャパがいる。彼の写真展を見たことがある。そんなに写真を見る目はないのだが、何か訴えてくるものがあったように記憶している。 戦争の写真では、ノルマンディ上陸作戦の手ブレを起こしたものがよく知られている。他にも印象的なのは、打たれた瞬間の兵士を捉えたものがある。 写真展で購入した写真集か、本があるはずだがどうも見当たらない。こういう本は何かのきっかけがないと引っ張り出してみることはないものだ。
じつはこのラジオ番組で、気に入ったものがある。 バックに流れていた歌である。イントロにクラシック・ギターが流れた。お、こういう音が出したいなと思った。続いて女性の歌が始まった。 どうもどこかで聴いたことがあるような気もするのだが。 そう思うと、もう一度聴きたくなってしょうがない。番組の最後までずっと聞いたが、ついにこの曲の紹介はなかった。 で、RSKラジオにメールを送った。曲を教えてくれと。 どうだろう。返事がくる確立は。まあ、返事は来てもきっちり調べてくれるとは限らない。お断りのメールの可能性が高いだろう。まあいい。それでも。
写真とは不思議なものである。 写真は、写す人の鏡であるともいわれる。そう、その人の内面があらわれるのだ。 同じ場所を同じアングルで撮れば、誰が撮っても同じような気がするが、感動を与える写真とそうでないのとがあるのも現実だ。
ほんとうに写真とは不思議だ。
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