管理人トシの日記

2004年01月10日(土) IHジャーその後

どうもIHジャーの味がいまいちだ。

パナソニックの最新式スチーム加熱付のものだが、期待が大きすぎたのか予想していた味にはおよばないのだ。はじめて炊いた時は水加減が合っていなかったのか、ちょっとべちゃべちゃした感じだった。3回目くらいにやっと今までの硬さになってきた。
まあ、保温してスチームで再加熱すればまたそこそこの食感には戻るのだが、味そのものがどうもしっくりこないのだ。

  

ごはんの硬さはその地方によっても違うし、個人でも当然違うだろう。この岡山というところは、こしひかり系の朝日米があるが、硬めで炊くのがふつうだ。我が家で作っている「あけぼの米」も硬質の米である。
だからかどうかしらないが、岡山は硬めを好むようだ。

我が家では、このIHジャーで「すしめし」の設定で炊いているのだ。IHジャーが出始めの頃、おそらく10数年前だろうが、何かの本に、ある有名なすし屋の主人がすし飯を炊くのにIHジャーを使用している場面があった。「このIHジャーでなくちゃ、うまいすしめしは炊けないよ」みたいなことを言っていたのだ。これ以来、匠のお言葉に弱い私は、ずっとIHジャーのことが頭に残っていたのである。

しかし、このありさまである。しばらくの間、ご飯どきはちょっと肩身がせまい。きょうも妻に言われてしまった。「ガスに勝てるわけがないでしょ。うちは小さいときは羽釜でしたよん。おいしかったこと。」

そりゃ羽釜に勝てるものは存在しないであろう。みな究極は羽釜と思ってしのぎを削っているのだから。
一流の和食料理屋では、羽釜でご飯を炊くところが多いようだ。一人前ずつ小さな羽釜で出すところもある。釜飯もそうだが。
昔の羽釜のふたはとてもごつい。重量があるのだが、これで十分な圧力をかけることができる。ほんとうはかまどで一気に炊き上げるのが理想だろうが、そこまでは無理でもガスと羽釜の組み合わせで至高のご飯ができるだろう。
ひょっとすると、現代の米離れは、この炊飯器にも一因があるような気がしてならない。昭和30年代の電化製品として電気炊飯器なるものが登場したが、便利さと裏腹に忘れ物をたくさんしてきたのだ。

しかし、昔の炊飯器とはくらべものにならないぐらいIHジャーは進化しているのだが。

ちょっと専門的で恐縮だが、IHとは加熱方式のことで、日本語でいうと電磁誘導加熱ということになる。インダクション・ヒーティングだ。
これは一般にいうヒーターというものは使っていない。ヒーターのかわりにコイルが入っていて、これに高周波電流を流すと磁力線が発生する。すると釜にはうず電流というのが流れるようになるが、この時発熱するわけである。釜自体が発熱するのである。

じつは、この加熱方式であれば、あの羽釜に似た炊き方になるはずなのだが。
くそっ、もっとパワーを。あ、そういえばこの前、ご飯を炊いているときにてんぷら鍋のスイッチを入れたらブレーカーが落ちたと母が言っていた。
うー、電気食い虫か・・・。
まいった。


 < 過去  INDEX  未来 >


管理人トシ