『あなたがどこの国の人、どんな宗教の人かは問いません。 今あなたは病に苦しんでおられる、それだけ聞けば十分です。あなたを救いたい。』
いや、いきなり似合わない言葉を出してしまったが、これは偉大なる科学者であり、微生物学で著名なフランスのルイ・パスツール(パストゥール)博士の言葉である。子供のころの記憶としては、狂犬病ワクチンの発明、天然痘の発見、北里柴三郎の師匠?くらいしか思い出せない。 じつは、パスツールは他にも多くの研究成果をあげているが、その中の一つにビールやワインの発酵の研究がある。彼の研究は単なる食としてのものではなく、ワインなどの腐敗を解決するためのものだった。この研究のなかで、低温殺菌法なるものを発明している。身近なもので言うと、牛乳の殺菌法がそうである。パスツール法とも言うそうだ。
話があらぬ方向に行きそうだ。またまたで恐縮してしまうが、260円なりの古本(ワインの基本)にこの言葉が載っていた。 『百の書物よりも、一本のワインの中に真実がある。』 ルイ・パストゥールとあったので、へえ、あのパスツールではないよな、と思って調べたら、以外であった。偉大な人物というものは、あらゆる分野で秀でているものである。
この言葉の真意はよくわからないが、おそらく「論より証拠」のことわざ的でもあり、現場にこそ真実があるという類だろうと思う。 いや、彼自身、ワインの魅力にとりつかれていたのかもしれない。
「人間は、死ぬときに、自分は、できるかぎりのことはしたと自身をもっていえるような、生きかたをしなければだめですよ」 〜ルイ・パスツール〜
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