260円の元を取らねば・・・。
きのう古本屋で買った『忠臣蔵のすべてがわかる本』を合間合間に読みすすめている。きょうは昨日の続きの「忠臣蔵」を見た。この本片手に。 250ページほどのものなんだが、この時期に読まなかったらおそらくお蔵入りとなるだろう。なんとしても260円の元だけはとっておきたいのだ。
ただこの本は、単なる歴史本ではなかった。「忠臣蔵」を人生観、そして社会、政治にまで照らし合わせて言及している。 「はじめに」にはこうある。 「〜現代の日本、目先の快楽にのまれてしまっている若者、経済的豊かさを幸せだと勘違いしている中年、そういう人にこそ、本書は読んでもらいたい。人生を考え直してほしいとはいわない。しかし、この男たちの壮絶な物語を読破することは、けっしてあなたの人生にマイナスにはならないはずだ。 「忠臣蔵」の人気は、数百年もの間衰えたことがない。〜なぜか。 それは、人間を感動させるありとあらゆる要素が詰まっているからだ。 いじめ、悲劇、無念、望み、裏切り、友情、絶望、団結、執念、復讐、戦闘、恋愛。〜」
おお、やはり感動させるにふさわしい芸術品だったのだ。 この本、大石内蔵助のリーダー像から、人を統率する基本にまで及んでいる。<目的を明らかにし、己の言動を公開する>ということが、人を統率してゆくための基本的な心得だといっている。 そして、大石内蔵助の藩札の交換などの采配と、現代の政治、社会でのトップとを二重写しにして論じている。
いや、むずかしい話になってしまった。ちょっと似合わない・・・。 そうそう、きょうの恵さんの話では、二日ほど前に放送された「忠臣蔵」についての番組で、どうも吉良だけが悪いのではないという内容があったそうだ。どうも作り話も多いのではないかと。
それはそれでよいと思うが、300年たっても色あせない感動を覚えさせる何かをもっていることは確かである。260円なりで、人生の何たるかを少しでも吸収できれば元はとったといえる・・・。
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