管理人トシの日記

2003年11月24日(月) グスタフ・マーラー

今日、岡山交響楽団の定期演奏会がシンフォニー・ホールで開催された。

これには会社のヘルプデスクのIさんがチェロで出演される。なんとご夫婦でチェロを弾かれるのだ。
2、3日前に、会社の昼食時にチケットをいただいた。お金を支払おうとすると、「いえいえ、けっこうですよ。こうしておきます。」と言って、いきなりポケットからシールを取り出して貼り付けた。料金が書いてあるところに「ご招待」のシールときた。なかなか粋な計らいですこと。
いやに段取りがいいと思ったら、今日のメンバー一覧を見て納得。庶務係・Iさんとなっているではないか。

じつは演奏会に先立つしばしの時間、ある人を待つ間、またまたガレリアで開催されていた古書展にふらり立ち寄った。そして「おお!」という歓声をあげたかどうかわからないが、またまた、この日記でちょっと前に話題にしたことのある本が目に入ったのである。
柳田邦男著『ガン回廊の朝(あした)』。第一回講談社ノンフィクション賞を受賞した大作である。
私は、これの文庫本上下2巻のものを蔵書している。しかし、今回見つけたものは、れっきとした単行本である。昭和54年が初版で、これは昭和55年の19刷目である。小さな字で600ページ弱ある、読み応えのある本だ。
この本、はっきりって欲しかった物だ。永久保存版にしたいものなので、文庫本ではなんともたよりないのである。色褪せもほとんどなく、全体的に美麗状態である。それに本の命である帯もきちんと締められている。
これで100円なり。一度価格修正されているから、たぶん何年も売れなかったのだろう。

ついでにもう一冊。タイトルは『ショアー』。
ナチによるユダヤ人虐殺をテーマとした九時間半の映画「ショアー」を単行本化したものだ。これも『ガン回廊の朝』に勝るとも劣らない大作で、約500ページにわたる。これ定価2800円なんだが、100円なり〜い。
そのうち到着したある人もついでに何かゲットしたようだ。

岡山交響楽団、結成20周年ということで、手島恭子氏の委嘱作品『Forester』が初演された。演奏後、作曲者がステージ上に呼ばれて紹介された。あれ、若いんだ。女性らしい、とてもさわやかないい曲である。

そして20周年を荘厳するにふさわしい大曲。
グスタフ・マーラーの『交響曲第5番』の第一楽章から第五楽章。途中わからなくなったが、すんだ時には裕に1時間は回っていただろうか。
Iさんが言っていた。「いやー、忍耐の曲ですよ。」
いえいえ、そんなこたあございやせん。ちょっとばかし、「マーラーおたく」になってみようかとも・・・。

こうして心地良い疲れを伴った一日となった。その後の静かなコーヒー・タイムで、しばし癒しの時間をとったのである・・・。


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